公開シンポジウム「古墳の履歴書 ―近世の地域社会と古墳景観―」(10/30開催)のご案内

古墳の履歴書研究会主催の公開シンポジウム「古墳の履歴書 ―近世の地域社会と古墳景観―」が開催されます。

群馬県地域文化研究協議会では、2019年度に今回のシンポジウムと同様のテーマで研究大会を企画しましたが、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い中止を余儀なくされました。その後、大会の企画立ち上げに関わった会員が「古墳の履歴書研究会」を結成、有志を募り、研究活動を継続してきました。上記のような経緯があり会員が多くかかわっていること、内容面で当会の趣旨・役割に合致することから、下記のとおり案内を掲載いたします。

近世の地域社会の中において古墳がどのように扱われ、社会的・文化的な資源性を備えていったのか、興味・関心のある方はぜひご参加ください。

告知文

古墳の履歴書プロジェクト・公開シンポジウム
「古墳の履歴書 ―近世の地域社会と古墳景観―」

本シンポジウムでは、歴史学・地理学・民俗学・考古学の立場から、比較的検証が可能な近世の「地域の古墳」を対象に、それがコミュティ形成、環境基盤形成、経済循環と密接に関係してきたことを明らかにし、前近代社会における地域持続という観点から、いかにして遺跡(歴史的土木構造物や場)に社会的・文化的な資源性が備わるようになったのかについて意見交換をします。

日時:2022年10 月 30 日(日) 13:00~17:00

会場:群馬県立女子大学 2号館 第1講義室

定員:80名

内容:開催要項をご覧ください。

参加費:無料

 

〈報告内容〉

小嶋圭「古墳に神仏を祀るということ ―群馬郡下滝村とお伊勢山古墳―」

佐藤有「近世村落空間のなかの古墳 ―緑埜郡上落合村と七輿山古墳―」

簗瀬大輔「天明の打ち毀しと古墳に結集する人々 ―佐位郡波志江村と愛宕山古墳―」

田中健司「江戸の大衆と名所化する古墳 ―江戸近郊古戦場の古墳―」

佐藤喜久一郎「豊城入彦命がいなかったころ ―佐位郡八寸村と権現山古墳群―」

小川卓也「発掘調査で見つかった信仰の場としての古墳―群馬郡総社町と蛇穴山古墳―」

※プログラムの詳しい内容はこちらからご確認ください。

 

〈参加方法〉
氏名・所属・電話番号・メールアドレスを記入の上、下記の主催者メールアドレス宛へ開催前日(10月29日・金)までにお申し込みください。

〈申込み・お問い合わせ先〉
古墳の履歴書研究会
主催 簗瀬大輔
Mail: yana-dai@mail.gpwu.ac.jp

2022年10月2日