令和2年度 群馬県地域文化研究協議会 総会・地域研究会について

現在、新型コロナウイルス(COVID-19) の地球規模での感染拡大が進んでおり、その防止のために各地で様々な措置が講じられ、社会機能や人々の日常生活にも大きな影響が生じています。しかし終息の見通しが立たない厳しい状況から、群馬県内においても公的施設などの休館、学校の休校、集会や不要不急の外出の自粛が求められる事態が続いています。
当会は、令和2年度の総会・地域研究会(「上武国境山間地域の歴史と文化」)を令和2年6月13日(土)に神流町のコイコイアイランド会館で開催する準備と手配を進めてきました。その過程で発生した現下の状況への対応策について、会長・副会長・常任委員長および実行委員で協議した結果、感染拡大防止のために総会の開催を中止し、地域研究会については延期することにしました。それに至った状況認識と対応策は次の通りです。

  • 状況認識
  1. 会場のコイコイアイランドが閉鎖となり、多くの公共施設や大学等が、施設の外部貸出を停止しているため、代替施設を確保できる見通しが立たない。
  2. 同じく、準備のための会合や作業を行う場所の確保が困難である。
  3. 多数が集まる会合や会食の自粛が強く求められている。
  4. 開催した際に会場に準備するマスク・消毒剤の入手が困難である。
  5. 対応策
  6. 総会
    (1) 中止や延期については規約に定めが無いため、「七」の「会の最高機関は、年一回定期的に開催される総会とし、総会は会長が招集する」を参照して対処する。
    (2) 議案書(令和元年度活動報告、同決算報告、同監査報告、第20期役員改選、令和2年度活動計画、同収支予算書、その他)は、会誌『群馬文化』340号(8月31日発行)に掲載して周知を図り、次回の令和3年度総会で経緯等を報告する。
    (3) 議案の第20期役員(名誉会長・会長・副会長・監事・顧問・評議員・委員・常任委員)改選の扱いは次の様にする。

①現任者の留任を基本とし、退会した方および本人から申し出があった方は退任とする。
②会務執行の必要によっては、退任者を補うための新任者を選任する。
③退任者確認と新任者選任は役員会(会長・副会長・常任委員長)を中心に進め、次回総会で経緯を報告して承諾を得る。
④委員の任期は令和2・3年度の2年間とする。

(4) 以上については役員会が誠意をもって対応し、本来の招集者である会長がその責を負うものとする。

  • 地域研究会
  1. 1年間の延期とし、令和3年度事業として同じ「上部国境山間地域の歴史と文化」のテーマにより神流町地域で開催する。
  2. 記念講演会・地域研究会・現地見学会等は、同じ内容と講師で行うことを基本とする。

当会では2月29日に予定していた研究大会の開催を、感染拡大防止の観点から急遽中止しました。しかし、その後も状況は悪化の一途をたどっており、総会、地域研究会も中止・延期の止むなきに至りました。異例の事態ではありますが、会員皆様のご賢察とご理解とをお願い申し上げる次第です。

令和2年4月9日
会長 前澤和之

2020年5月24日